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真似ることは、オリジナルを作ること

投稿日:17/02/2020 更新日:


みなさん、こんばんは!

さてさて、今回はチューバのことでは残念ながらありません。


お聞きしたいことがあります…


・みなさんは、普段どれくらい真似をしていますか?

・今までどれくらいの真似をしてきましたか?


真似をすることは、自分自身のもの、オリジナルを作ることができるのです!


目次

真似をする


真似

1. まねること。また、形だけ似た動作をすること。模倣。

2. 行動。ふるまい。

goo国語辞書より



この世に生まれた物/者としての運命として「真似る」という言葉あるのではないかと思います。

一部のことを除き、我々人間は生まれて何も出来ない状態から家族を見て真似をして喋り・行動し成長していく。

大きくなると家族だけでなく、周りの人々・外の世界を見て学び成長していく。

どんなに有名な人、能力に長けている人、どんな人でも初めは何も持っておらず、誰かの真似をして生き、いつのまにか自分のものにし、自分だけの固有のもの「オリジナル」を作っていくのです。

 


(読んでくださっているみなさま、宗○勧誘ではないので安心して続きを読んでください!笑)

全ての道は真似から始まる

例えば、スポーツ、武道、茶道などを極める時、誰かに習わずに習得することは不可能です、常に誰かに師事し、考え・基礎・流派を真似していく。
独学する人もインターネットや本などなにかしらの情報を誰かから得て真似をしています。

音楽家も同じです、楽器を始める際、先生や学校の仲間に構え方・吹き方などを教わり、真似をする。

上手くなるために教則本などを見て真似をして練習していく、プロ奏者のレッスン、マスタークラスを受講し、アドバイスをもらい、それを真似して成長していく。

その教則本などの情報媒体は、他の誰かがその人が感じたこと、実際していることをまとめ、本にしたものなのです。レッスンなどの直接的なことでも、そのひとがこれまで習ってきた(真似てきた)ことを教えてもらい、真似をするのです。

この世の中に存在する知恵や学問全てにおいてそれは過去の人が実際あったものが現在に受け継がれ存在しています。それを我々は学び、真似をしているのです。

動物の世界でも生きていくために親が子に狩りの仕方を言葉でなく、実体験として教え、経験して覚えさせようとします。

どんな道を行こうともこの「真似」という道を通らなければいけません。

真似はいつかオリジナルになる。




このブログを読んでくださっている方々は音楽をしている人が多いと思います。



音楽の世界でもよく自分の音楽をもっと表現して・自分の思い描いた音楽を表現したい・オリジナルのことをしたい!と言われる・思うと思います。



しかし、どうやれば自分の音楽、オリジナルの音楽を表現できるようになるのでしょうか、それを習得するためにはどうすればいいのでしょうか…

その答えは簡単!!

 

日々真似をし、学び続けていくといつのまにか自分だけの音楽「オリジナル」を手に入れることができるのです。

始めた時はまだまだ真似が足りないので、引き出しがとても少ない状態です。
その状態だとすぐに誰の真似をしてるバレてしまいます!笑

例えば、トランペットを始めた人がとある曲を毎日それだけ練習し、毎日ルイ・アームストラングの音を聴き、真似をしているとします。
ルイ・アームストロングを知っている人には一発で真似をしているのがバレてしまいます。

なぜなら、その人の中にはその引き出ししかないからです。

自分自身で楽器を吹いていますが、吹き方・音楽はオリジナルではありませんね!

でも、毎日いろいろなトランペット奏者の演奏、クラシックのみならず、ジャズ・ポップス・ロック、そしていろんなジャンルの楽器以外の音楽を聴いて真似
をし、引き出しが多くなると演奏は段違いに変わります。

 

真似というのは経験とも意味を取れますね。

自分という引き出し・幅が大きくなればなるほど、そこからどれが自分に合っているのか合っていないのかを取捨選択をできるようになります。

そしたら、それを自分好みの配分で味付けをしてあげれば、いつのまにかその人自身のオリジナルになっているのです。

 

真似の取捨選択



こんなことを思う人もいるでしょう

 

毎日様々な音楽・演奏者・新しいことを勉強、真似しているけど、一向に習得で
きない、オリジナルにならない…

確かに真似をたくさんして引き出しを増やすといいと言いました。

しかし、そこの引き出しから何を取り出し自分に身につけていくのかを考えなければいけません。

その選び方は簡単です!


自分の本心にしたがってください。

 

本心から受け入れることができなければ、引き出しに戻せばよいのです。
引き出しに戻したからといってなくなるわけではありません!

しまってあるだけなのでその経験はいつでも引き出すことができ、いつか役に立つかもしれない経験・真似を、押入れ貯金みたいに貯めておけるのです。

残念ながら、時と場合によっては自分の本心のものを使えないときもあります。
アンサンブルやオーケストラ、バンドなど一人だけでなないときにこういうことがおきます。その時はその状況にあうものを引き出して乗り越えましょう!


そんな私も毎日オリジナルを探すため、真似をして精進しています!笑


みなさんもどんどん真似をしてオリジナルを作っていってくださいね。

それでは、Tschüß!!

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          岸本拓也 / Takuya Kishimoto

ドイツの首都ベルリン在住。
日本の音大を卒業後、ドイツの音大で研鑽を積み、現在ジャーマンフィルムオーケストラ・バーベルスベルク首席テューバ奏者。

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