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[新型コロナ]演奏会などが中止になり、芸術家への補償もない現在の日本、なにをすべきなのでしょう

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みなさん、こんばんは。


今回はチューバ 関係の記事ではないことをご了承ください。




このブログをご覧になっていただいてる方は、チューバや音楽との生活を送っている(プロとしてや趣味としていろんな意味で)方々がほとんどだと思います。


そんな中、新型コロナウイルスの影響で数多くの演奏会や学校閉鎖によって生じたレッスン中止、はたまた集団感染を防ぐため、政府の自粛要請でコンクールなども中止に追いやられており、音楽家のみならず、舞台関係、芸術関係、文化と呼ばれるもの全てが影響を受けています。


しかし、果たして2ヶ月前、中国・武漢から世界に感染が拡大し、今では世界的な問題になっていると誰が想像できたでしょうか。



誰も想像できなかったと思います。



私もその一人で、毎日情報が交錯するなか、あれはただの風邪だ、普通にしていれば大丈夫、(実際ほとんどの方は軽症で済んでおり、大変なのは高齢者や持病を持っておられる方々でしょう。)と思ってこれまで普通に生活してきました。



今まで通り生活し、練習し、勉強し、リハーサルや本番をこなし、お金を稼ぎ、生きていく。


みんなそうでした。


趣味でやってる方も仕事しながら、空いた時間で音楽を嗜み、演奏会などを企画し、練習し、発表する。




あの当時は音楽がこんなに不自由になると考えついたでしょうか。



新型コロナウイルスが感染力を増し、日に日に世界へと拡大していきました。


ワクチンがない病気としてとても恐れられ、これ以上の拡大を防ぐために日本では自粛要請、ヨーロッパでは大規模なイベントの禁止、外出制限・禁止、家族以外の三人以上の集まりも禁止と音楽のみならず、生活まで制限されるようになりました。


日本の方々、これを見てくださったかた、日本でも同じようなことが起きるかもしれません。


劇場・歌劇場・ホールなどが閉鎖され、それを伴うようにしてオーケストラやオペラハウスも活動一時休止に追い込まれ、仕事がなくなるという結末に。


普段何気なくできていたことが急にできなくなり、これもいつまで続くか今でも想像がつきません、早くワクチンが見つかったり、感染拡大が抑えられて収束してくれることを毎日願っています。




仕事がないということは、会社などに雇われている方以外、フリーランスや自営業は収益が出ないということになります。


音楽業界も例外でなく、2ヶ月以上のキャンセルが出たり、かなりの影響を受けています。



ドイツでは、政府関係者の方がフリーランスや自営業にも補償すると声明を出してくれたり、イギリスでは、賃金8割を補償の対象とする発表がありました。



仕事がない今、こういう補償を発表してくれる政府にどんだけ感謝したか、いまだに今後の生活をどうしようかと悩んでる人に一筋の光が差しました。




ただし、日本はどうでしょうか。


政府のによる自粛要請、要請ですので法的義務はないみたいですが、未曾有のウイルス感染、誰が責任を取れるのでしょうか、世間の目はそれほど優しくはなく、ほぼ全てのイベントが中止やキャンセル、あのオリンピックでさえ、延期となりました。


日本の音楽業界も無観客演奏会をYouTubeやネット上で無料配信したりして、お客さんに聴いてもらえるよう工夫して活動しています。


問題なのは、この状態がいつまで続くのか。



今は無料配信などで大丈夫でしょう、しかし、これがあと半年続けばどうでしょうか。



日本でも政府が補償を出してくれないことに文句や愚痴を言っている人たくさんいるでしょう。


そんな方に質問です。










実際それを解消するためになにか行動しましたか?








厳しい言い方をしますが、一度考えてみてください。





みなさん、ドイツは補償されていいなとか思っているでしょうが、ドイツでもネット上でできる請願書などを作り、3日目で2万人、現在では27万人もの署名が集まっています。文化が根付いてるから、補償してくれるんだよ!、確かに日本に比べれば、ヨーロッパはクラシック、音楽文化は根付いていますし、補助も多いです。しかし、その裏でドイツで活動する私みたいなフリーランスや自営業者たちが動いていたのも事実、みんなでこの請願書のサイトをWhatsappやSNSで拡散し、今の27万人になっています。



さて、日本ではどうでしょうか。



小池議員が国会でフリーランス芸術家のことを語っていただいたのは真新しいですね。

残念ながら、私が見た限り、ドイツのような全音楽家(フリーのみならず、プロオケ所属者も署名)が活動している政府への請願書を日本版で見たことはありません、自粛モードがすでに長く続いてるにもかかわらず。



もちろん、動いていた人もいると思います。



でも、日本の音楽家・芸術家の人は重くみて、自分のためのみならず、将来の音楽家のためにも今行動すべきです。







できることは限られていますが、こんな活動を現在している人たちを発見しました。




東京合同法律事務所所属の弁護士馬奈木さんや舞台芸術関係・音楽家などが現在の補償されない事態を解決すべく、署名(メールにて)運動しています。


4日間千人とドイツのようには及びませんが、日本のフリーランス音楽家・芸術家、音楽を愛する人々が行動すれば、すぐにたくさんの署名が集まると思います。



そんな私も、海外からの賛同は有効かはわかりませんが、日本の友人たちのために賛同メールを送りました。


下にあるメールアドレス
virus.yosei@gmail.com

に名前(読み方も記入)、肩書き(職業など)、プラス今自粛が行われている影響なおを書いておくれば、賛同ができます。




この活動も実を結ぶかはわからないでしょう、でも、もし10万人、それ以上の賛同が集まれば、変わるのではないかと私は信じています。



元の記事、参照は、呼びかけ人の方々のTwitterや馬奈木弁護士のTwitterをご覧ください。(@IzutaroManagi)


もし、請願書などの活動をできる音楽家がいたら、ぜひすべきです!!




ほとんどの方はやらないと思うので、こういう運動に賛同して今後の日本を変えていきましょう。



たったの何行かのメールを送れば済むことです。



自分のメールアドレスを知られたくなければ、無料のフリーメールで新たなアドレスを作り、賛同メールを送るのもありだと思います。




自分ためにも、将来のためにも行動してみましょう。



小さな一歩が、一人一人の一歩が、大きな一歩へと変わるかもしれません。



この記事をここまで読んでいただいた方心から感謝申し上げます。


ありがとうございました。




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          岸本拓也 / Takuya Kishimoto

ドイツの首都ベルリン在住。
日本の音大を卒業後、ドイツの音大で研鑽を積み、現在ジャーマンフィルムオーケストラ・バーベルスベルク首席テューバ奏者。

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