みなさん、こんにちは!
ここ数年チューバ業界は新製品ラッシュが続いており、毎年のように各社が競い合っている中、ドイツにあるマイネル・ウェストン社が満を辞して4/4サイズのB(ベー)管テューバを発売開始しました。
名前は、97/2
カイザーチューバとしてドイツのみならず世界中で愛用されている同社の197/2の兄弟機、小型版とも言えるこの97/2。
シュテファンティシュラー氏などが開発に関わっており、SNSでも開発中のものが度々出ていて世界中のファンから期待されていた今大注目の新型です!!
今回は、メルトン社に正式掲載されたこのモデルを簡単に紹介していきます。
目次
マイネルウェストン 4/4 B Tuba 97/2
マイネルウェストン 97/2
4/4 B管チューバ
4ロータリー
高さ: 101 cm
ボア: 20,5 mm (1-3) 21,5 mm (4)
ベルサイズ: 42 cm
仕上げ: シルバー
標準: 1番管トリガー、シートメタル製造
4/4サイズの新定番に!197と揃えれば言ううことなし?!
ハンドメイドモデルとして絶大な人気を誇っているマイネルウェストン社B管チューバ197/2
カイザーチューバなので編成が小さいものには不向きだったり、チャイコフスキーなどをF管チューバで演奏することも多いドイツでは、F管には出せないB管特有の深みのある深い音、しかし大きい楽器だとどうして機動性が小さいものに比べると悪いため、4/4サイズのB管を多くの奏者が待ち望んでいました。
197/2とともに最高峰の楽器として愛される楽器になるのではないでしょうか!
大きサイズにはないより高い柔軟性を持ち、使いやすさがありながら音も犠牲にすることなく、軽やかでクリアな反応を持つこのモデル。
もちろん、メルトン社特有の芯のしっかりした音も健在です。
こちらはホームページの楽器製品のドイツ語を簡単に翻訳して載せました。
筆者も早くこの楽器を試奏してみたくてうずうずしております。
操作性も良さそう!
操作性もとても考えられており、4番抜き差し管前側に1番抜き差し管トリガーを配置することによって抜き差し管を操作することの多いB管チューバの悩みを解決しています。
本体もメタルシート製造で作られたハンドメイドで、4番管も緩やかな曲線で作られております。
マシンメイドにはない深い暖かみのある反応も素晴らしい楽器なのではないでしょうか!
ベルには芸術性の高い彫刻あり
ハンドメイドモデルの証であるかっこいい彫刻もこのモデルには彫られています。
メルトン社のこの彫刻はとても人気があり、自分の楽器に彫って欲しいと思っている人も多いのではないでしょうか!
音源はこちらを参考に!
まだ発売されたばかりですが、テスト中のこのモデルをベルリンフィルチューバ奏者A.プットカマー氏がジョン・ウィリアムスとの演奏会で使用しています!
ベルリンフィルのデジタルコンサートホールの映像視聴を契約している人はそちらを要チェック!
ないと言う方はCDやストリーミングサービスを使って聴いてみましょう。
バイエルン放送響チューバ奏者シュテファン・ティシュラー氏がバイエルン放送響演奏会で使用した映像音源もこちらにありますので、こちらも要チェック!!
気になる価格は…
みんなが気になるこのモデルの価格ですが、ドイツにある音楽ショップ・トーマンで約20000ユーロとなっております。
ハンドメイドモデルで標準仕様としてシルバー仕上げ・1番トリガー付きと考えるとこれくらいの値段が妥当なのでしょうが、兄弟機である197/2とあまり値段が変わりませんね(笑)
2022年3月3日現在日本での値段はまだ発表されていないので、いつも通りで行くとドイツで発表されてから2年ほどあとになっての正式販売になるのかと。
値段も店頭販売で300万円を超えるかもしれませんね!
また追加の情報をこれからも更新していきますので、当ブログにまたお越しください。
それでは、Tschüß!!!