みなさん、こんにちは!
8月も気づけばほぼ終わり、ドイツは「予定」では8月31日にコロナ対策の政策(例えば、海外からの入国制限など…)が終わりを迎えますが、先週メルケル首相がインタビューで今はこれ以上の緩和ないと発表していたのでどうなることやらと少し心配しています。
今週28日からベルリンフィルハーモニカーが新シーズンの1回目の演奏会がは始まります!
3月中旬からもう5ヶ月あまり、長かったですね…。
さてさて前置きはこれぐらいにして、今回のテーマは「肺活量は肺の容量でない?!」です!
音楽業界でも勘違いされている人もたくさんいるのですが、肺活量は肺の容量のことではありません!!!
今回は、勘違いされやすい肺活量について書いていきます。
目次
肺活量って?
肺活量
日本呼吸器学会 ホームページ肺機能検査より
ゆっくりと呼吸して測定します。ゆっくりと最後まで吐ききったところ(最大呼気位)から、空気をゆっくり胸いっぱい吸い込んだところ(最大吸気位)まで吸える量
管楽器をやってる人なら一度は聞いたことあるこの言葉
「肺活量」
音楽だけでなく、スポーツでもよく耳にしますし、病気など医療関係でもたくさん使われており、肺の病気や持病などがある人が検査のために病院で計測されたり、スポーツなど肺活量を鍛えて酸素の吸入量を増やし、運動量を増やすためなど様々です。
音楽業界でも肺活量を鍛えろ! 肺活量が無いから吹けないんだ!とよく言われているのを耳・目にしますが、一体何人の方が肺活量という言葉を正しく説明できるのかは疑問で、おそらく全ての人ではないと思います。
例えば、レッスンの先生・学校の先生に言われたから、本で読んだからと答える人もいると思います。
さて、先ほど日本呼吸器学会のリンクにも書いてある通り、肺活量とは最大呼気位と最大吸気位の差分の量のことを指しています。
実際人間が肺を100パーセント使うことは不可能で、本当に肺に空気が無くなると人間死んでしまいます。
レッスンなどで息が無くなるまで息を吐いて!と言われるのは、空気をたくさん使うための比喩表現で、楽器を始めた頃は楽器を演奏するということに体が慣れていないのでこんな風に表現しています。
肺活量を測る検査は病院でできますので興味ある方はぜひ。
実際肺活量を検査するとき、3種類ほど種類の違う肺活量検査があるのでこちらは先ほどのせたリンクからチェックしてください。
肺活量は増やせる!!!
肺の容量は、人それぞれ体格・性別で決まっているので増やすことは無理ですが、肺活量は鍛えれば増やすことは可能です!
(3000ccの肺活量の人が6000ccになることは体格的に無理ですが、多少は増やせます。)
スポーツや楽器を始めたばかりの方は、体が慣れていないのでまだ肺が眠っている状態ですので、肺を鍛える練習「呼吸法・ブレストレーニング」をすることによって肺活量を増やすことができます。
もちろん、楽器経験が長い人でも挑戦してみましょう!
以前家でもできるブレストレーニングという題名で呼吸練習器具を紹介しましたが、こちらにも声楽・管楽器やスポーツで肺活量を鍛える練習器具として有名なのはこちら↓
管楽器のみならず歌関係・スポーツ関係でもよく使われているパワーブリーズ。
他には、プロの管楽器奏者も愛用しているピンポン球が中に入って息の使い方を視覚的に見ることができるブレスビルダー。
私のYouTubeに以前アップロードしたブレストレーニング関係の動画やブレストレーニング関係のブログを掲載しておきます、参考にぜひ挑戦してみてください!
知っているだけではなく、挑戦しよう!
今回は肺活量について書いていきました。
知っていたという方は確認のために、知らなかったという方は周りにも教えてあげましょう。
知識として知っているだけでは何も変わりません。
肺活量を増やせないと聞いたことがある人は、増やせるんだ!と新たな気づきになったと思いますのでブレストレーニングに挑戦して実際に行動してみてください。
それでは、Tschüß!!