みなさん、こんにちは!
本場と呼ばれるヨーロッパ・海外へ留学したはいいものの慣れない生活、語学勉強に追われたりして練習が疎かになってしまいがちではないでしょうか。
こっちの学校に入るまでは練習場所を探すのも難しいことです。
特に音量の大きい金管楽器はまず練習場所を探すのが一苦労。
私もドイツに来た時は生活することに追われてしまい、練習はしていたものの肉体的にも精神的にも大変な半年を過ごしていましたが、幸い練習場所は語学学校の部屋を授業終わりから貸してもらえたり、ワイマールへ引っ越した際は先生が音大の練習室を貸してくれたりしました。
すでに大学が決まっていればいいのですが、全員がこう運良く練習できるわけではないと思います。
今の世の中インターネットで様々な練習室の情報を見つけ出すことができます。
しかし、時間制で値段も高かったり、月で借りれても練習時間が足りないなど自分にぴったりのところを探すのは困難…。
そんなベルリンへ留学しに来て練習室探しに困っているひとへ、コピーし放題・コーヒーなども飲み放題・しかも部屋にはピアノ付き・24時間練習出来る練習室を持つ音楽学校を紹介したいと思います。
目次
DIE Musikschule in Berlin Charlottenburg
ベルリン・シャルロッテンブルグ地区にあるピアノなどのレッスンも行っている音楽学校「DIE Musikschule in Berlin Charlottenburg」
最寄りはU7「Wilmersdorfer Sr」もしくはU2・7「Bismark Str」で、歩いて5分ほどあるショッピングセンターArcaden前にあります。
ショッピング通りとして有名なWilmersdorfer Strに面しているので人通りも多く、練習合間や終わりに買い物するにも困りません。
ピアノ・歌・ギターなどのレッスン教室としても運営されており、1階が弦楽器やピアノ専用フロア、2階が管楽器や歌・ピアノ専用フロアになっています。
昔は1階でも管楽器は練習出来ていたようですが、近隣の苦情があったらしく影響が出にくい2階のみになっています。
ベルリンにあるWechsteinと提携しており、ピアノ販売や運送サポートも行っているみたいです。
おすすめポイント!
ポイント① 24時間練習出来ます
ドイツには法律でRuhe Zeitとというものがあり、州やそれぞれの建物などでも変わりますが、大体夜22時から朝8時・昼間13時から15時は大きな音を立ててはいけないことになっています。
掃除機の音でも隣に気にする人がいれば、この時間帯だったら苦情が来たりします。
早朝練習したい人や夜ふと練習したくなった時に普段練習できる家でも出来ないのは困りもの。
でも、ここの練習室なら24時間練習することが可能です!
2週間や1ヶ月などまとまってのレンタルも出来るのですが、その場合は建物に入るための鍵をKauiton200ユーロ払って借りることになります。
(Kautionといってなくしたりしなければ、返却時にこの200ユーロは返ってくるのでご安心を)
事務所は決められた時間しか各階入れない仕組みになっており、この鍵を使えば入ることが可能で、練習室自体は24時間開放されているので自分の練習したい時に練習が出来ます。
ポイント② 1ヶ月180ユーロで借りられる
1時間ごとの時間制でも借りれますが、2週間や月など大きな期間でも借りることが出来、1ヶ月なら180ユーロで使い放題です。
ベルリンでも練習室を探せば、比較的安価・月極で週何時間か練習できるところもありますが、練習ができる時間帯が決められているところが多いです。
1時間4ユーロ前後で貸し出ししているところも月に何時間も練習すれば、200ユーロを超えてしまうこともあるのではないでしょうか。
ここでは、月に180ユーロ払えば24時間使うことが可能なので、週15時間以上練習される方は1ヶ月プランがオススメです。
ポイント③ コピーも無料、コーヒーなども無料
留学をしていると必要になってくるのが書類などをコピー、スキャンするための機械、ビザ申請などお役所関係でも大活躍してくれます。
最小限の機能のコピー機でも電気屋で30ユーロ前後で購入出来ますが、違う場所へ引っ越しなどを考えると購入することをためらってしまいますね。
ここの練習室には、コピー機が備え付けられおり、無料でA4紙サイズをコピー出来ます。
USBからPDFファイルを読み込み印刷も可能です。
湯沸かし器やパッド型コーヒーメーカーもあり、これらも無料で飲むことが出来ます。
コーヒーのみならず、8種類ほどの紅茶類も用意されています。
ちなみにこの上には大きなテレビがあり、Netflixなども無料で見ることが出来ます。
ポイント④ 各部屋ピアノ付き
これはおすすめポイントと言えるかはわかりませんが、各部屋にアップライトのピアノが備え付けられています。
入試で副科ピアノが必要だったり、ピアノを練習したい時に便利です。
私もウォームアップをするときにマウスピース練習でピアノを使ってするのでとても重宝しています。
別料金になりますが、グランドピアノがついている部屋もあります。
マイナスポイント
① 隣の部屋の音は丸聞こえ
これまでオススメポイントを紹介してきましたが、一つマイナスなポイントもあります。
練習室部屋数は数10室あり、借りている人もそこまで多くないので着いて練習ができないことはほぼありません。
レッスンも運営しているのでレッスンがある場合は、先生が優先でその場合は出なければなりません。
そしてこれが一番のマイナスポイント
隣の部屋で練習している音が丸聞こえというところです。
防音室としての機能はほぼなく、普通の部屋に吸音材が数枚壁に貼られているだけなので練習している音が丸聞こえなのです。
さすがに話し声は聞こえませんが、ピアノを練習している音はもちろん、歌を練習されている声もばっちり聞こえるので、そういう音に敏感な方はここの練習室は残念ながらあまりお勧めできません。
私は音大で勉強していた時も多少隣の部屋の練習音は聞こえていたので、多少大きくても気にしませんが、周りの人は迷惑だろうなと思っています。
なぜなら、隣でチューバがバカスカ吹いていたら嫌だろうなと思ったからです(笑)
練習に集中していれば気になるほどではないかなとは思います。
② 部屋はあまり大きくはない
先ほど練習室の写真を載せたようにあまり部屋自体は大きくありません、5畳ほどの大きさです。
一人で練習するには十分ではないでしょうか。
金管楽器には少し小さいかと思いますが、練習できるので問題はないかと思います。
暖房設備Heizungはありますが、ドイツなので冷房設備はありませんので夏場はかなり暑くなることが予想できます。
今回はベルリンにある音楽練習室「Die Musikschule in Berlin」を紹介しました。
家で練習できれば一番ですが、受験生にとって定期的に練習できる環境を作るのはとても大切なことです。
マイナスポイントでも書きました隣の練習音はよく聞こえる以外はとてもよい練習室ではないかと思いますのでいつでも練習したい!という方はオススメできます。
それでは、Tschüß!!