みなさん、こんばんは!
久しぶりです、28日から中断していたので約10日ぶりの更新となってしまいました。
まず本題を書く前にブログを10日間休んでいた理由を書きます。
ドイツで外出制限令が出されて約2週間、仕事が全てキャンセルになったのも同じ時期。
貯蓄で何ヶ月かは暮らせる、でも4月以降も仕事がなくなったらどうやって生活していけば良いのか、どうしようと日々悩みながら、28日まで当ブログを更新してましたが、そんな中で時間はたくさんあったのですが、落ち着いてブログを書くことが精神的に無理になってきて、落ち着くまでは休もう、そして、その休みの間にどれくらいの人が更新しなくてもこのブログを見に来てくれるか調べてみようと思い休息期間・調査期間としていました(笑)
ベルリン州・ドイツ連邦政府がフリーランス・自営業の緊急援助を決定し、援助してもらえることとなり、これからの生活がとりあえず節約しながらですが、安心して暮らせることに…
本当に州・国には感謝、たくさん税金を払っている方々にも感謝。
SNSでベルリンの援助金で話題となっていましたが、それについて書いていきたいと思います。
目次
フリーランス・自営業全員に17000ユーロ給付は間違い!!
まずは、こちらから書いていきたいと思います。
とある方がドイツの知人から教わったことを勘違いしてしまい、ベルリンでは17000ユーロ(約200万円)を給付するというのがSNSで拡散されてしまいました。
残念ながら、これは緊急援助金が決定される前のこんな感じで出来たら良いという話で、実際に話し合われて決定された事柄ではありませんでした。
おそらくこれを見かけた方多いのではないのでしょうか、ドイツはさすがと思われた方も多いでしょう、いろいろ情報は変わっていくもの、ちゃんと決定された事柄が拡散されることをこれからも願います。
ちなみに今から書く援助金関連は、フリーランスや自営業者向けです、全員ではありません。
Soforthilfe Packet IとII(緊急援助金パック1と2)
緊急補償金を出すと決定がなされてからのベルリン州はとても行動が早かったです。1週間以内にインターネット上で時間のかかる役所での事務作業を無くした申請サイトが出来、それに通ると3日後にはお金が振り込まれるという仕組みが出来ました。
このSoforthilfeには2種類存在し、1(Rettungsbeihilfe Corona)が融資としての形で返済しなければならないものと、2(Corona Zuschuss)が確定申告での課税対象となるが返済しなくても良いというものです。
仕事がなくなり、毎月支払わなければならない費用などを手助けするために迅速な対応が取られたのはとてもよかったのですが、IIの援助金で多数の問題が…
Corona Zuschussで虚偽報告?
今回早急な給付をするために、仕事がなくなった、収入が減少したという証明などを出さずにお役所仕事、事務作業をなくすため、インターネット上で申請出来る仕組みになっています。
必要なのは、
・事業を開いている形態、住所など
・本人の氏名など
・本人証明のための情報入力
・税金番号
・給付金を振り込む為の口座情報
の情報だけというものすごく簡易的なものです。
こちらの援助金は、「はじめ」個人事業主と従業員五人まで州から5000ユーロ、国から9000ユーロ、従業員10人まで最大15000ユーロが支払われる。(現在は変更されているので続きを読んでください。)
初日からたくさんの人が申請をし、回線がパンクになったりし、途中応募を停止したりなど整備をし、2日後には順調に進んでいました。
簡易的な申請のため、フリーランスや自営業として働いていない人も応募できていたため、必要のないひとも応募できていたということになります。
なのでその後フリーランスや自営業が主となる仕事をしていない人、主に学生・年金受給者・研修生など、この緊急援助金に当てはまらない人は申請出来ないという表記がなされ、虚偽の申請をした場合は援助金の返済、刑罰になるとの表記も追加されました。
そして、3月終わり、急遽ベルリン・IBBが今まで州からと国からと2つの援助金に分けていたのを国・連邦政府からの補償金のみに変更することを決定し、IBB申請サイトは3日ほど停止されました。
ベルリン州の予算がつきたのではないかと言われています。
そして、4月6日月曜日からは、他州と同じく、連邦政府のみからの援助になり、現在…
- Zuschüsse bis zu 9.000 EUR bzw. 15.000 EUR
- für Soloselbständige, Freiberufler und Kleinstunternehmen mit max. 5 bzw. 10 Beschäftigten
- ausschließlich digitale Anträge
フリーランス・自営業、従業員5人まで9000ユーロ、10人まで15000ユーロに変更されました。
使えるのは、家賃や保険でなく、仕事で使うテナント料などだけ
ここまで読んでくださった方は、援助金もらえるんだからよかったじゃん!と思われると思います。
しかし、問題なのがこれから書くこと。
緊急援助金として出された州からの5000ユーロは、住居としている家の家賃や保険なども支払いも許されておりましたが、国からの緊急援助金9000ユーロは使える範囲が制限されており、事業をしている場所のテナント料や従業員への支払いなどが対象となっています。
元々国からの分は、使用範囲が限定されていたので、現在州からの分がなくなって、4月6日以降申請した人は国からの援助金しか申請できず、家賃・保険などプライベートな支払いについてはまた別のSozialschutz Packetに申し込まなければいけないという状況になっています。
課税対象、この援助が必要だったかの証明とかどうなるの?
この援助金は返済しなくても良いが、2020年度の課税対象であるというのは出されていたので受給者は来年2021年の確定申告に申告しなければなりません。
しかし、この援助金が本当に必要だったかどうかの証明を出さないといけないのか、出さないと行けなくなった場合どうやって証明するのか、どこに申請するのか、税務署に申請するのかなど、まだ今どうなるのかは詳しい情報が出されておらず、困惑した状況でもあります。
早急な対応には心から感謝していますが…
ベルリン州・IBBには早急な対応・給付にとても感謝していますが、見切り発車感はぬぐえません。
(日本の政治家がよくいっているスピード感を持ってやると言って、何ヶ月もかかっているよりは随分良いですが(笑))
IBBのこのコロナ補償・援助についての質問コーナーも毎日書き換えられており、一番はじめの内容とは様変わりしました。
今は、給付をすることに大変な状況だと思うので、今後情報が出てくるのだと思います。
気長に待ちたいと思います。
もう一度言いますが、この援助はフリーランス・自営業者などを対象としたものです。ドイツに住んでいればかならずもらえるものではありませんし、全員ではありませんのでお気をつけください。
それでは、Tschüß!!!