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【録音機材】AKGコンデンサーマイク P220のレビュー!

投稿日:21/07/2020 更新日:


みなさん、こんばんは!


日本の今日は土用の牛の日でSNS上ではたくさんのうなぎの写真がアップロードされていて羨ましい+食べたくなる衝動にかられましたが、なんとか抑えました…笑 

(ドイツでも鰻は生でも売っていて(北部では結構よく見かけます。)、ベルリンでもぶつ切りにされた燻製鰻も見ることもしばしば…日本食レストランで食べることも可能!!)


さてさて今回は、YouTubeやオーディションなどの録音に欠かすことができない録音機材コンデンサーマイク」について書いていきたいと思います。

 

目次

AKG アーカーゲーP220 コンデンサーマイクを初めて扱う人などにすごくお勧め!!



オーストリアの老舗メーカー「AKG アーカーゲー」
のコンデンサーマイクです!!


YouTubeに定期的に現在動画をアップロードしているのですが、今までは録音機ZOOM H4N PROを使用していました。

しかし、ソロなど音源と一緒に録音するときにどうしても録音機だと限界を感じてきたので先日コンデンサーマイクを導入することを決めこちらの商品を購入。

はじめノイマンというベルリンにある世界中のスタジオで使われているメーカーのマイクが欲しく悩んだのですが、予算が足りず、お手頃かつチューバなどの低音もちゃんと録音できるマイクを探して色々動画・音源・レビューを見てAKGにすることにしたのです!

仕事先であるフィルムオーケストラ・バーベルスベルクのスタジオには、チューバ用にNeumann 170R mtが使われています。さすがにこのマイクには手は出せず、最近発売された102というノイマンの中では安価なマイク(それでも6万5000円ほど..)も視野に入れ最後まで悩んだのですが、個人で録音するのは2万円以内が理想だったのでAKGのP220に。

いつかノイマンのマイクは購入したいと思っています←笑


このマイクには、ショックマウントと持ち運び用にケースが付いており、コスパも良いということも買った決め手の一つで、初めてコンデンサーマイクを使う方にもとてもお勧めです!

 





どんなマイク?



オーストリア老舗メーカー「AKG アーカーゲー」社製のコンデンサーマイクの一つで、Pという頭文字はProjekt Studio Lineの頭文字からきています。

 

安いからと言って安い音はしません、AKGらしい音でコストパフォーマンスに優れた音を出してくれます!!

  • 大口径1インチ・ダイヤフラムを搭載。原音が持つ温かみや繊細な響きを忠実に再現。
  • 原音が持つ温かみや繊細な響きを忠実に再現するため、リードボーカル、アコースティックギター、金管楽器等に最適です。

  • 指向特性は綿密にコントロールされたカーディオイドで、狙った音を確実に収音できます。
  • 20dBのパッドとローカットフィルターを搭載。音源や使用環境を選ばず、極めてクリアな収音を実現します。
  • サスペンション付ホルダーやキャリングハードケースが付属しています。

このマイクのみでは機能せず、ファンタム電源(+48など)の機能がついているオーディオインターフェイスなどを用意する必要があります。


Project Studio Lineは、世界中のレコーディングスタジオで愛用されているAKGマイクロホンの優れた音響性能を受け継いでいます。C414やC451など、数々の名機を生み出してきた独自のマイクロホン開発技術を惜しみなく投入し、上位機種と同様、音源の温かみまで確実に捉える極めて音楽的なサウンドを実現しました。高品位なダイヤフラムや低ノイズのトランスレス回路など、各部のパーツも厳選されており、クラスを超える優れた音質を獲得。音源の微細なニュアンスも余すことなく再現します。また、最大音圧レベルは135dB(P120は130dB)を達成しているうえ、20dBのパッドも搭載しており、高音圧の音源でも歪まず、明瞭なサウンドで収音できます。Project Studio Lineは、万全のノイズ対策により、過酷な環境でも良質なレコーディングが行えます。筐体はオールメタル製で、携帯電話やワイヤレスシステムによる電波干渉の影響を抑え、ノイズの発生を防ぎます。ローカットフィルターも装備(P170を除く)しており、空調システムの騒音や床の振動、風等による外部ノイズを抑制可能。さらに、綿密にコントロールされたカーディオイドの指向特性がバックグラウンドノイズも低減するため、狙った音のみをクリアに収音できます(P820 TUBEとP420は複数の指向特性を選択可能)。またP820 TUBE、P420、P220には、振動からマイクロホンを保護するサスペンション付ホルダーが付属しており、フロアノイズの影響を最小限に抑えます。Project Studio Lineは、信頼性が高く、過酷なライブステージでも活躍します。ダイヤフラムは片側だけに金を蒸着させており、高音圧でダイヤフラムがバックプレートに接触した場合でも、電極のショートを防ぎます。また、堅牢なフロントグリルを装備し、ステージでのラフな扱いからマイクロホン内部を保護。さらに、金メッキ処理を施したXLRコネクターは、温度・湿度への耐性に優れており、経年変化による音質の劣化も防止できます。

AKG P220商品紹介より



購入はこちらのリンクからどうぞ!

 

付属品



・マイク本体

・ショックマウント

・ショックマウント用替えゴム

・ケース

の4つとなっていて、特にケースは少し大きですが、持ち運びに便利でぶつけたり衝撃に弱いコンデンサーマイクを守るためにとても重要です。

 

ショックマウントも付いていて金属製でずっしりと重い。

アルミケース、前側にはAKGとメーカー名が印字されてます。


このマイクの良かった点!


コンデンサーマイクの中でも比較的安価な方なのですが、最大音圧135dBに対応していたり、ローカットフィルターや−20dBを調整可能なパッドスイッチも付いていて値段の安さとは裏腹の機能を持っています。


−20dBのパッドスイッチをオンにして録音しているのですが、通常だとオーディオインターフェイス との相性なのか大きく撮れすぎてしまうのでこちらのモードで録音しています。


低音域や中音域での歪みも少なく、クリアに録音することが出来ます。

低音域が薄なったりすることが程価格帯では多いのですが、チューバでもしっかり拾ってくれます。ただ、高音域の音はディテイルがよくない気がするので高音域の楽器などは、同じくらいの価格帯ならAudio TechnicaのAT2020がいいのではないかと思います。

このマイクで録音した音源をあげていきます!








下の動画は、録音機H4N PROで録音していた時期のものです。


この録音機でも十分に撮れているのですが、音の印象や内容が全然違いますね…



ちょっとザラザラしている感じというか、薄っぺらく聴こえます。

 

このマイクの悪い点



これは値段相応のマイク、いやお値段以上のマイクなので全然満足しているのですが、普段ノイマンのマイクの録音をよく聞くのでノイマンに比べると音の質などは違うかなと思います。


(これは比べる自分が悪い..笑)


音のディテイルというか音の奥行き感がやはり薄く立体感は高級マイクに比べるとダメですね。

 

コスパに優れているお勧めできるマイク!!



音がノイマンに比べてよくないと書きましたが、ノイマンを購入できる財力があるかたはぜひそちらを買っていただいて、初心者など初めてコンデンサーマイクを扱う方にはとてもお勧めできるマイクです!!


この値段でアルミケースとショックマウントが付いているマイクはそうなかなかありません。

 



コロナの影響で自宅で録音や配信をされる方が増えてると思いますが、コンデンサーマイクを導入して一つ上の音を出して見ませんか?

それでは、Tschüß!!

 

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チューバ奏者 岸本拓也


          岸本拓也 / Takuya Kishimoto

ドイツの首都ベルリン在住。
日本の音大を卒業後、ドイツの音大で研鑽を積み、現在ジャーマンフィルムオーケストラ・バーベルスベルク首席テューバ奏者。

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