みなさん、こんばんは!
前回紹介しました3種の神器であるエチュード、みなさま持っていますか?
持っていない方はぜひ購入して、持っている方ももう一度丁寧にさらってみましょう。
ソロ曲に比べると簡単なものかもしれませんが、簡単だからこそ音色や音楽的に演奏することに集中して上達できると思います。
さてさて、今回はチューバを担当していると必ずといってもいいほど課題となる低音域…
全然低い音が出ない、しょぼしょぼで太い音が出ない…
みなさんは低音域の練習どんなことをしていますか?
ロングトーン、スケールなどいろいろあると思います。
ボルドーニをオクターブ下げて吹くのもとても勉強になります。
この世の中いろいろなエチュードが存在し、低音域練習のためのものがあり、今回はそんな教則本・エチュードを紹介したいと思います。
目次
Low Register Studies for Tuba W.ジェイコブス
デトロイト交響楽団チューバ奏者だったウェスリー・ジェイコブスさんが執筆した低音域を勉強するための教則本兼エチュードです。
練習課題→エチュードという形で書かれており、低音域を丁寧に練習したあと、それを試すエチュードが載っており、最初はLow Fからスタートし、最終的にLow Cまで半音ずつ下がっていきます。
Low Legato Etudes for Tuba W.ジェイコブス
先ほど紹介したウェスリージェイコブスさんが前回3種の神器で紹介した「ボルドーニ」を元に調を低音域練習のために編曲されたエチュードです。
ボルドーニをやったことある方なら、このメロディー知ってる!となると思います。
Low Etudes for Tuba Phil Snedecor
Hartfordにある大学の助教授を務めるトランペット奏者Phil Snedecorさんによるチューバ奏者のための「Low Etudes for Tuba」
セントルイス響チューバ奏者Derek FenstermacherさんがYouTube動画でこのエチュードを紹介され、有名になりました。
聞いたことあるようなオーケストラスタディや有名なメロディが散りばめられた低音域を楽しく勉強できます。上級者向けのエチュードなので無理して演奏すると奏法を壊す可能性もありますので気をつけてください。
こちらから購入することができます。
48 Low register Studies M.Wrobleski
中国・北京交響楽団チューバ奏者を務めるMicky Wrobleskiさんによる低音域練習のためのエチュード
彼の師匠であるシカゴ交響楽団ジーンポコーニーさんに影響を受け書かれたエチュードで、ほとんど中音域は出てこず、終始ペダル音域のみだったり、上級者向けになっています。
まず、吹く前に線を数えてどの音なのかをまず確認しないと初見では100パーセント無理なエチュード..笑
無理のない範囲で練習しましょう!
低音域のみならず、中音域・高音域もともに練習しましょう。
バランスが大切で無理して低音域ばかり練習していると調子を崩す原因にもなりかねませんので、自分の口や顎などと相談しながらですね。
できれば、プロの方のレッスンを受けて相談しながらすると上達が早いと思います。
それでは、Tschüß!!