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【おすすめエチュード】コントラバスチューバのための60のエチュード/ディーター・メシュケ

投稿日:06/07/2020 更新日:



みなさん、こんばんは!

悲しいニュースが世界に届きました、映画音楽界巨匠作曲家であるEnnio Morriconeさんが亡くなりました。

私も普段映画音楽を演奏する機会が多いので彼の音楽は何回も演奏したことありますし、映画の音楽でとても影響を受けました。
心からご冥福をお祈り申し上げます。





今回は、私のユーチューブチャンネルにも定期的に上げているエチュードの紹介です。


1番から初めて今は14番までアップロードしています。

 

 


60 Etüden für Kontrabasstuba   Dieter Meschke


こちらのジャパンテューバセンターからエチュード購入いただけます。


注文する際は右上の申し込みから、商品番号6695を入力してください。



日本で、というよりドイツ・オーストリア以外でこのエチュードはあまり有名ではないと思います。


このDieter Meschkeさんは、元ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団テューバ奏者で、私が先日紹介したオーケストラスタディのブログで銀本と呼ばれるオケスタ本を紹介しましたが、その本を監修したのがこのDieter Meschkeさんなのです。

 



Tuba奏者が自ら手がけたエチュードであるこの60 Etüden(通称メシュケ)。


残念ながら彼自身が作曲したわけではなく、すでに存在している複数のエチュードを彼が選定し、抜粋したエチュードなっています。


内容は、中低音を中心比較的テクニックというよりチューバをいかに響かせるか、いかにオーケストラでのチューバを勉強するかなどが学べるエチュードです。


3大教本として紹介したブラゼビッチもオーケストラでのチューバを学ぶことができるのですが、メシュケはブラゼビッチほどテクニックな曲が少なく、少し音域は低いですが、色々なレベルの方に取り組んでいけるものだと思います。

 

ドイツでは知らない人はいないほどのエチュードでたくさんの学生・プロがB管チューバをマスターするために取り組んでいます!

 

それでは、Tschüß!

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チューバ奏者 岸本拓也


          岸本拓也 / Takuya Kishimoto

ドイツの首都ベルリン在住。
日本の音大を卒業後、ドイツの音大で研鑽を積み、現在ジャーマンフィルムオーケストラ・バーベルスベルク首席テューバ奏者。

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