みなさん、こんばんは!
ドイツには各地方に1つプロオーケストラが存在すると言ってもよいほどクラシックが生活の一部とかしています。
週末は、家族とともに礼拝のために教会に行く。
小さな子供がスーツ、ネクタイやドレスを来て両親とともに演奏会へ行く。
そんなことが日常であるドイツ。
ベルリンにはいくつのプロオーケストラ・プロ歌劇場があるか知っていますか?
今回は、DOV(ドイツオーケストラ連盟)に所属し、ベルリンのプロオーケストラ・歌劇場を紹介します。
目次
ベルリンには7つのプロオーケストラ・歌劇場がある!
他にもDOVに所属している団体はあるのですが、月給制で支払っているオーケストラは7つあります。
こちらからドイツでどんなオーケストラがあるか見ることができます。
みなさん、ご存知の世界最高峰の一つ、「ベルリンフィルハーモニー管弦楽団」もその一つです。
他にはどんなオーケストラがあるのでしょうか、見ていきましょう!
(紹介順は適当ですので、なにか意図されたものではありませんのでご理解ください。)
ベルリンフィルハーモニー管弦楽団
こちらは説明不要だとは思いますが、1882年に設立され、フルトヴェングラー・カラヤン・アバド・ラトルなど数多くの有名指揮者が指揮を振り、有名作曲家が世界初演などをしているベルリン・フィルハーモニーを拠点とする世界最高峰の一つと呼ばれるオーケストラ。
ベルリン国立歌劇場(旧東ドイツ)
ベルリンには3つの歌劇場があるのですが、その一つであるベルリン大聖堂近くのウンターデンリンデン通りの歌劇場に拠点をおく、ドイツでも1742年に開館ととても長い歴史を持つベルリン国立歌劇場。
ベルクのヴォツェックを初演、リヒャルト・シュトラウスやカラヤンが歴代音楽監督におり、現在はピアニストでもあるダニエル・バレンボイムが音楽監督を務める。
ベルリン・ドイツ歌劇場(旧西ドイツ)
ベルリンにある歌劇場の一つ、旧西ドイツにあったドイツ・ベルリン歌劇場。
1919年ににドイツオペラハウスとして設立され、第二次世界大戦後の東ドイツにベルリン国立歌劇場・コーミッシェ歌劇場が属していたため、西ドイツ側に1961年完成し新歌劇場にてベルリンドイルオペラとして活動を再開し、1859席客席を持つ劇場を拠点としています。
歴代音楽監督には、ブルーノ・ワルター、ロリン・マゼール、クリスティアン・ティーレマンなどが勤めていた。
ベルリン・コーミッシェ歌劇場(旧東ドイツ)
ベルリンにある歌劇場3つのうち一つ、旧東ドイツに属していた1947年設立のベルリン・コーミッシェ歌劇場。
コーミッシェ(ドイツ語・Komisch)はフランスの伝統であるオペラ・コミックのドイツ語版です。
3つもある歌劇場ですが、各オーケストラ独自の色があり、特にこの歌劇場は現代演出のものが多く、アンドレアスホモキ、現在はバリーコスキーが首席演出家を務めている。
他にも現ベルリンフィル首席指揮者のキリルペトレンコもこの歌劇場の音楽監督を務めていました。
ベルリン・コンツェルトハウスオーケストラ
第二次世界大戦で破損したシャウシュピールハウスを改修し、現在のコンツェルトハウスベルリンを拠点としている1952年旧東ドイツで設立されたベルリン・コンツェルトハウスオーケストラ。
歴代指揮者にクルトザンデルリング、最近日本ツアーにて指揮を振ったエリアフインバルなどが務め、2012-2019までイヴァンフィッシャー、現在2019年からクリストフエッシェンバッハが指揮者を務めています。
ベルリン・ドイツ交響楽団
東西ドイツが別れていた時、西ベルリンのアメリカ軍放送局のオーケストラ「RIAS Symphonie Orchester」として設立され、その後ドイツ統一後に現在のベルリンドイツ交響楽団に名前を改称し、拠点はベルリン・ブランデブルグ放送局の置いている。
歴代指揮者にロリンマゼール・リッカルドシャイー・ウラディミールアシュケナージ・ケントナガノ・トゥガンソヒエフなど著名な指揮者が務めた一流オーケストラである。
ベルリン放送交響楽団
1923年に設立され、東ベルリン時代はDDRラジオオーケストラとして活動し、統一後西ベルリン側だったベルリンドイツ交響楽団と他放送局に所属していた2つの合唱団体とともに有限会社を設立し、RBBを拠点に活動している。
歴代指揮者にセルジュ・チェリビダッケ、マノク・ヤノフスキがおり、現在はウラディミール・ユロフスキが務めている。
他にもプロオーケストラはあります…
ここに紹介した以外にも定期的に活動するプロ集団寄せ集めプロオーケストラなどもベルリンにはたくさんあります!
今回は紹介できませんでしたが、いつか改めてしたいと思います。
それでは、Tschüß!!!