みなさん、こんにちは!
もうすでに12月に入り2020年も気づけば残り1ヶ月を切っていますが、みなさんはどのようなチューバライフをお過ごしでしょうか?
楽器を頻繁に買い換える人は少ないと思いますが、マウスピース沼と言われるくらい数多くの種類があり、奥深く、そして危ないマウスピース(笑)
今回から「チューバにはどんなメーカーがあるの?」シリーズに引き続き、マウスピースシリーズをお送りしていきます。
目次
Yamaha Japan
創業者山葉寅楠が1889年に山葉風琴製造所を設立し、山葉楽器製造所-日本楽器製造株式会社を経て1987年に現在のヤマハ株式会社となりました。
日本の吹奏楽に無くてはならない存在なヤマハ社のマウスピース、読者の方もヤマハマウスピースから始めた方が多いのではないでしょうか?
そんな筆者も中学で吹奏楽部に入部し、初めて手にしたのがヤマハ67c4
という標準型、ヤマハの楽器を購入するとついてくるマウスピースでした。
大きすぎず、小さすぎずチューバを始めた人にとりあえずオススメできるものです。
積極的に海外のプロ奏者とコンタクトを取っているのでシグネチャーモデルも多数発売されています。
有名なのは、ロジャーボボモデル、セルジオカロリーノモデルがありますね
バック アメリカ
ボストン交響楽団やメトロポリタン歌劇場トランペット奏者であったウィーン生まれのVincent Srotenbachによって作り出され、トランペットやトロンボーンなどの楽器製作、金管楽器全般のマウスピース製作を行っているバック社。
こちらもヤマハ同様、部活動などで始めたチューバ奏者の方は、学校にあった備品24AWなどでチューバを始めたという方もおられるのではないでしょうか。
昔に製作されたCorp.と書かれているものは品質も良く、中古で状態の良いものを探しているプロ奏者もたくさんいます。
ペラントュッチ
アメリカ・インディアナ大学チューバ科教授 ダニエル・ぺラントーニと元ドイツバイエルン国立歌劇場ソロチューバ奏者ロベルト・トュッチ両氏が協力し、どんなタイプの演奏者にも対応できる良く鳴り響くマウスピールを作るべく誕生したメーカー。
様々な大きさ、カップの形などがあり、マウスピースの種類は他のメーカーの比では無く両氏の目標通り、様々な演奏者に最適なマウスピースを見つけることができます。
BS社の楽器を購入するとペラントュッチ社のマウスピースが付属しているので持っている方も多いと思います。
特にPT65,PT64,PT50,PT88などはプロ奏者も愛用している方も多くおられます。
シルキー
元シカゴ交響楽団トランペット奏者でマウスピース製作を自ら行、ノースウェスタン大学等で数々の有名プレイヤーを育てたレノルド・シルキーによって立ち上げられたシルキー社。
ゲイブモデル・ヘルバーグモデル、そしてその両方の良い面を併せ持つクリーブランド管弦楽団チューバ奏者杉山氏が監修したクリーブランドモデルが特に有名です。
ティルツ
1971年にブルーノ・ティルツのよって立ち上げられたドイツのマウスピースメーカー。
金管全てのマウスピースを制作しており、デザイン・金属など全てのモデルで響のバランスを追求し、世界中の金管奏者に愛用されています。
シグネチャーモデルも複数あり、筆者の師でもある元ウィーンフィルチューバ奏者のワルターヒルガース氏監修のWHシリーズは特にB管チューバの定番となっています。
パート2に続く…
チューバにはどんなマウスピースメーカーがあるの?パート1でした。
メーカーシリーズに続き、これから続編を書いていきますが、マウスピースは楽器以上に奥が深い世界、沼にはまらないようにみなさんも気をつけてください(笑)
それでは、Tschüß!!