Tuba

チューバにはどんなメーカーがあるの?パート2

投稿日:22/02/2020 更新日:

アレキサンダーチューバ、インターネットより

みなさん、こんにちは!

先日書きました「チューバにはどんなメーカーがあるの?パート1」の続編、第二弾です。

まだパート1を見てない方はこちらからどうぞ。

Gebr. Alexander 1782 アレクサンダー (ドイツ)



パート2の一つ目は、老舗楽器製造会社であり、いぶし銀の名にふさわしい「アレクサンダー」


ホームパージはこちらから。

(アレキサンダーの表記で日本では販売されてますが、ドイツ語発音に近いほうでここでは表記しています)

1872年創業のアレキサンダー社、ホルンが特に有名でドイツ・ベルリンフィルハーモニー管弦楽団のホルンセクションが愛用していたり、世界中のオーケストラでスタンダードとなっています。

チューバも製作しており、日本では元ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団チューバ奏者・前東京芸術大学チューバ科教授の稲川栄一さんが愛用されていた影響でアレキサンダー稲川モデルを愛用している人も少なからずいます。

日本のチューバマニアの間では、アレキサンダーチューバは憧れの存在となっています。

多くの会社がマシンメイドモデルを主に作っているのに対して今でもハンドメイドで全て作られており、マイスターの楽器製作の伝統を継承しています。

 

Besson ベッソン (ドイツ)







金管楽器に新たな革命をもたらした1837年創業の「ベッソン」社。


パリが発祥の会社で新型コルネットなど数多くの当時では珍しく革新的な楽器を開発し、イギリス・ロンドンでも生産を開始し、イギリス金管バンド業界では圧倒的なシェアを誇る会社。

ベッソン社ホームページ


その後、ブッフェクランポングループに傘下になり、ドイツに拠点となる工場をうつし、現在でも様々な金管楽器を製造しています。


言わずと知れたベッソン社、エスバスやベーバスなど金管バンドでは使ったことが無い人はいないのではないかと思われるくらいの愛用率だと思います。


ドイツに拠点が移ってから、C管の開発もすすめ、ワルターニルシュル氏と共同開発したベビーヨークなども人気があります。


BM Symphonic/ Meister Walter Nirschl マイスター・ヴァルター・ニルシュル (ドイツ)

 



こちらもドイツ拠点のビーエムシンフォニック/ マイスター・ヴァルター・ニルシュル社。

有名楽器製造会社で研鑽を積み独立したヴァルター・ニルシュルさん、B&M Symphonicを引き継ぎ、今なおドイツ音伝統的楽器技術を世に伝える会社。


BM Symphonicとは…
約1988年までマインル家(今のマイネルウェストン社の家系の方)の方が作られた会社で、主に楽器の部品などを小さい工房に卸したりしていました。

その後マイネルウェストン社でマイスターとして働いていたワルターニルシュルさんに受け継がれ、今でもBM Meister Walter NirschlのホームページにBMの文字が残されています。


(2002年にシュライバー&ゼーネ社に売り渡されましたが、ニルシュルさんがその後も製造を担当していました)



ニルシュル氏自ら金属シートから手がけるハンドメイドラインのマイスターワルターニルシュルシリーズ。

特にヨーク社チューバをコピーしたハンドメイド楽器であるニルシュルヨークはC管を使うオーケストラ界のスタンダードになっています。


プロ奏者との相談・ニルシュル氏のアイデアにより、年代によって管の銅比率・管体の厚さやレイアウトなど様々ですが、その高いクオリティを誇るヨークチューバのみならず、ベビーヨーク・F管などが数多くのひとに愛されています。

余談ですが、オリジナルのヒルガースモデルを作ったのはこの方だと言われています。





WILLSON ウィルソン (スイス)



ヒルスブルナー同様スイスに拠点を置く会社「ウィルソン」

ウィルソン社ホームページ

金メッキのユーフォニアムで有名なウィルソン社、自社製品であるロタックスロータリー、時計など精密機械で有名なスイス伝統の性能を誇っており、他者メーカーが使用するなど技術力の高さが見えます。

金管楽器全般を作っていますが、特にC管チューバはものすごく大きく重いですが、ロタックスロータリーの吹きやすさ、重厚な音がとても魅力的な楽器です。

Meister Anton マイスター・アントン (ドイツ)



ドイツに拠点を置くマイスターアントン社

マイスターアントン氏が手がける金管楽器は、ハンドメイド楽器として高い精度で作られ、素晴らしい組み立てでこれぞドイツマイスターという一品ばかりです。

マスターシリーズとして開発・製造されているチューバたちは、伝統的な形をしたものです。

特にC管チューバは日本でも愛用している人がたくさんいます。
ロータリーの上部に付くカバーはこの会社ならではないでしょうか。

チューバは続くよ、どこまでも….

今回は5社を紹介しました。

パート1・2で数多くの会社が出ましたが、まだまだチューバは奥が深いものでたくさんまだあります。

このシリーズはまだまだ続きますのでぜひフォローやブックマーク、私のツイッターフォローをしていただいて、お見逃しされないようにしてください!笑

 

それでは、Tschüß!

-Tuba
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          岸本拓也 / Takuya Kishimoto

日本の音大卒業後→ドイツ留学・ベルリン国立ハンスアイスラー音大大学院卒→フリーランス→オケマン。ドイツビール大好き。

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