
みなさん、こんにちは!
楽器を習い始める・練習する・上達するためには練習も大切ですが、メソードもとても重要になってきます。
数学で問題を解くときに公式を知っていないと解けないように音楽も基礎を学ぶことがとても大事なのです。
今の世の中YouTubeで気軽に日本や海外のプロの演奏を聴ける・見れるので独学でも勉強できてしまいますが、やはりプロの先生に習って指導を受けるのが基礎を学ぶ近道ではないでしょうか!
現代技術のおかげで国際的になったとはいえ、お国柄で様々な演奏スタイル・考えが多数ありますので学ぶという意味でも数多くの人の意見に触れるのが自分のスタイルを見つけるためにも役立ってくることでしょう。
でも、近くに習いたい人がいない、海外にいるから習えないなどレッスンを受けれない方もいるはずです。
たくさんのチューバ奏者、金管奏者、音楽家が色々な教則本を出していますので、購入して勉強することをおすすめしたいです!
今回は、パリ・オペラ座チューバ奏者、ジュネーブ音楽院でも教鞭を取っているFabien Wallerand氏の教則本「Daily Exercises」を紹介します!
目次
Fabien Wallerand パリ・オペラ座チューバ奏者
リヨン国立高等音楽院で故・メルカルバートソンの元チューバを勉強し、ドイツ・マルクノイキルヒェン国際コンクールなどで賞を受賞。
フランス国立管弦楽団、パリ管弦楽団、フランス放送管弦楽団、トュールーズ管弦楽団など国際的に有名なオーケストラで演奏し、2000年〜2004年まで首席客演奏者としても活動。
2004年からパリ・オペラ座のチューバ奏者として活躍する一歩、2015からスイス・ジュネーブ高等音楽院でチューバ・ユーフォニウム・サキソホルン科の教授として指導を行っている。
メルトン社から彼が監修したF管テューバTITAN2が販売されている。
最近ではフランス・ポールクエンツ管弦楽団トランペット奏者でパリ地方の音楽院で講師を務めるかんどうさんが発信しているユーチューブチャンネルでWallerand氏が登場し、ウォームアップ動画などを日本のみなさんもみた方が多いのではないでしょうか。
Wallerand氏の考えがたっぷり詰まった濃厚な教則本「Daily Exercises」

どんな楽譜・内容なのかは掲載することはできませんが、目次を紹介します。
教則本で多いのが著者の練習説明や考えなどがたくさん書かれていて例が少ないものもあります。
(もちろん著者の説明は教則本などを解釈する際にとても大切ですが、注意も必要です。)
この教則本は各課題に対して注意すべきことは書かれていますが、たくさんのエクササイズが載っております。
各調性の楽器(バスチューバEs管・F管、コントラバスチューバC管・B管)用も丁寧に書かれていて様々な方におすすめできる一冊です!
昔リヨンで勉強していたフランス人クラスメイトがベルリンに交換留学で来ていた時、こういうメソードをたくさん教えてくれたのでフランス流なのかなと思います。
筆者的な感想ですが、特にリップスラーを苦手としている方はぜひ購入していただきたいです。
日本の楽器店で取り扱いがあるかわかりませんが、ドイツの金管専門楽譜店で注文することができます。
今回は、Fabien Wallerand氏の「Daily Exercises」の紹介でした。
それでは、Tschüß!!