Tuba

【基礎練習】スケールってやる意味あるの?答え:おおありです!!!!

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みなさん、こんばんは!

緊急事態宣言が解除されたところもあれば、まだ続いているところもありますが、どのようにお過ごしでしょうか?


このコロナ期間中みなさんはどのような練習をしましたか?


練習といってもいろいろなことがあり、「ブレス」、「ロングトーン」、「リップスラー」、「タンギング」、そして「スケール」練習などあります。


特にスケール練習は、どんな楽器の人にも、どんな音楽にもとても重要なテーマです。


・スケール練習って本当に必要なの?
・毎日やってるけど、やる意味がわからない。
・先輩に言われたから、先生に言われたからやってるだけ。


とりあえずやってる方は偉い!!と言っておきましょう(笑)


スケール練習はやって意味は大ありです、やらないといけません。


やったほうが良い理由を述べていきましょう!



目次 [hide]

スケール練習は何のためにするの?



スケール練習している時どんなこと考えていますか?

ただ、吹いてるだけの人や音程などを意識している人など様々な意見が出てくると思います。


スケールが吹けるようになると、曲の理解力が深まります。


なぜなら、曲というのは音階によって成り立っているからです。


10分間同じ音だけしか出てこない曲は少ないですよね!(現代曲などでそういう曲は存在すると思います、いまはその話は置いておきます)


これは、クラシックのみならず、ジャズやポップスなど全ての音楽ジャンルに当てはまることです。


極端な話ですが、スケール練習は曲を吹いてる!と言っても過言ではありません。


バッハ作曲無伴奏チェロ組曲第3番C-Durの楽譜です、頭から音階になっています。このように曲の中にはたくさんの音階が隠されています。C-Dur吹いてる時に「お、これはバッハだ」と思ったり、友達にこれはバッハのためなんだ!と言うとモテるかもしれませんね(←根拠はないのであしからず)



スケール練習によって楽器の音のムラを減らす




ロングトーンやリップスラーなどの基礎練習は、音を安定させる、息を安定させる意味が強く(これについてはまたブログの記事にします)、1音1音の質が求められます。

スケールは、そのような練習で培った基礎能力をさらに上げるための練習だと思います。


・楽器によって運指によってなりにくい音

・音域によって音が変わってしまう



このような問題点をスケール練習をすることによって、全ての音を均一に鳴らせるようにする、音程感を身につけていくことが出来るのです。




どうやって練習すればいいの?



インターネットで気軽に楽譜が買えたり、ダウンロードが出来る時代なので様々な教則本が出ていて、たくさんのスケール練習方法があふれています。
自分にあったものをすればいいと思いますし、先生におすすめされたものもオススメです!


初心者の方で「そんな難しいの吹けないよ…周りの人は普通に吹けるからいいけど、私には僕には無理..」と思ってる人!!!


なんと私がそんな方々のために初心者でも出来るようになれるスケール練習を長調と短調24個出しています(笑)



楽譜も動画内に貼ってあります。





前半はゆっくりな8部音符でブレスのために間2拍ずつ開けています。


後半は、その応用で16部音符のスケールになっていて、難しい方は前半を繰り返し試してみてください。



一緒にやってみよう!スケール練習長調編 再生リスト


一緒にやってみよう!スケール練習短調編 再生リスト



この動画は1つ2分弱で、前半だけなら全ての調をして約30分くらいの長さです。


曲というのは、C-Durだけでなくて様々な調の曲がありますので長調のみならず、短調もぜひやってみましょう!




耳を使って自分の音をしっかりと聴いて取り組みましょう!


スケール練習=指を早く回す練習だとならないように気をつけてゆっくりでも早くても自分の音に耳を傾け、ロングトーン時のクオリティと同じになるように丁寧に練習してみてください。


スケールを制せば、曲を制す!!


一緒に頑張っていきましょう。



それでは、Tschüß!


-Tuba
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          岸本拓也 / Takuya Kishimoto

ドイツの首都ベルリン在住。
日本の音大を卒業後、ドイツの音大で研鑽を積み、現在ジャーマンフィルムオーケストラ・バーベルスベルク首席テューバ奏者。

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