みなさん、こんばんは!
チューバにはどんなメーカーがあるの?シリーズを前回まとめてみたのですが、33社もあるって本当に驚きました。
私は幸いなことに全てのメーカーを知っていました…(プロとして活動される型の中にはあまりこういう知識面のことは興味ない方もいるのも事実です。)
さてさて、今回のテーマは昔からこれについて書いてみたかったことでテーマは…
「チューナー」
管楽器の人のみならず、打楽器、弦楽器、ギターなど音楽関係の方ならほとんど持っているのではないかと思います。
音を合わせる・基準となる音を合わせる道具です。
昔は、チューナーとメトロノームの機械を両方持っていかないといけなくて面倒だったのですが、今は技術の進歩のおかげでチューナー・メトロノーム(最近では録音機能もあったりします。)の両方の機能を持つ機械や携帯アプリで使えたりします。
特に吹奏楽界・学校関係ではチューナーとお友達関係にあるのではないでしょうか!
(いつも肌身離さず持っている・使っているという意味です)
しかし、人によってはチューナーという素晴らしすぎる相棒に頼りすぎて、間違った方向にいってしまうこともあります。
そんなチューナーについて今回少し書いていきたいと思います。
今回のテーマのためにYouTubeに動画をあげました、下の記事を見る前にぜひご覧ください!
目次
チューナーは全て正しい!?
なにを言ってるのこの人、チューナーは正しいに決まってるじゃない…と思われるかもしれませんが、引き続き読んでいただければ嬉しいです。
チューナーとは、自分が出している音が正しいピッチ・音程で吹けているかを調べるものです。
オーケストラでもはじめにAの音をオーボエの人が出して各楽器その音に合わせてピッチを合わせていきます、吹奏楽ならB♭の音で音合わせしますね!
でも、考えてみてください、本番中・練習中常にそのピッチ・音程を保つことできますか?
どんなに有名なプロ奏者でも多少はずれています。(ずれはかなり少なく、そのために日々精進しています)
なぜチューニングをするの?
合わせてもいつかはずれていくんだったら、する意味はない?
そういうわけではありません!笑
一人で吹く場合ならいいのですが、ソロでもピアノと演奏したり、アンサンブル・オーケストラ・吹奏楽団では多くの演奏者と共に演奏しなければなりません。なので各々が好き勝手なピッチで演奏していたら、聞くに絶えない演奏になってしまうことでしょう…。
それを回避するためにはじめに人それぞれ違うピッチを合わせるために基準となる音・楽器でチューニングをするのです。
その基準となるピッチから各自正しい音程で演奏するというのがチューニングという作業です。
ピッチ(音高)と音程の違い
ピッチと音程についてみなさんご存知ですか?
よく聞かれる言葉がチューニングをしている時に「音程が悪い!!」、これは実際には間違っている言葉です。
・ピッチ(音高)
音の絶対的な高さを表すこと。(同じラでも442ヘルツのラもあれば、440ヘルツのラもある)
・音程
音と音の相対的な距離のこと。
もし、チューニングで音が合わない時は、「ピッチが悪い・良い」と言うのが正しく、2音以上演奏していて、その幅が狭かったり、広すぎたりした場合は「音程が悪い・良い」と使いましょう!
チューナーを使ったピッチを整える練習法と音程をよくする方法!
2度目の貼り付けですみませんが、こちらにわかりやすく動画にしていますのでご覧ください。
どうしてもしてしまうのが、真ん中が正しいピッチと思って、低めから/高めから吹き始めているのに無理やり音を調整して吹くこと。
変えれるというのはいいことですが、それを毎日やっているとピッチの定まった音は出せず、毎回違うピッチで吹いてしまうことになります。
動画の中盤でその例を演奏しています。
チューナーを見ながら練習する場合は、まずはいい音で、次に出たピッチを保つこと、そしてそれが正しくない場合、次のときに修正、管を抜き差ししたりして調整するクセをつけましょう!
音程練習も同じで、2音の幅が同じになるように心がけましょう!
(動画の終盤で例を出しています)
ただ、音程の場合例外があり、純正律で演奏される場合、B♭− Dを吹いた場合、心地よい音程を探そうとするとDが低くなります。
これについてはまた後日書きます。
これは間違った方法ではないので、手段の一つ、技の一つとして覚えておいて、まずは同じ幅で音程が取れるように練習してください。
人付き合い同様チューナーとの付き合いも素晴らしいものになるよう気をつけてくださいね。
それでは、Tschuess!!!